少ない資金で取引できる先物取引は、他方ではハイリターン・ハイリスク=大儲け・大損といわれ、儲けと損が紙一重の取引と言っても過言ではないかもしれません。
つまり、うまくリスクを軽減させることができれば、プラス(=儲け)になるわけですが、その反対は底なし沼のような損失が口を開けているのです。

このため、先物取引は「レバレッジ」の取引…“てこ”の原理を活用しつつも、相場の状況が芳しくなさそうな雰囲気が感じられた場合は、仮に少々その時点で儲けが出ていたとしても、一旦、取引を終了させることも必要なのです。

つまり、小さな力(少ない資金=「てこ」)で、大きなもの(=投資総額)を動かす、ということになぞらえて、「てこ」や「レバレッジ」を引き合いにして先物取引をしましょう、と言っているわけですが、そのてこが効かなくなった場合の「てこの原理」を致命的にしないようにしましょう、というものです。

もっとも、先物取引でなく現物取引でも同様なことが言えるものですが、大きなもの(=ここでは、マーケット全体)が急にものすごい力で乱高下したときは、現物取引でも先物取引のこの小さな「てこ」も、所詮は嵐の海のなかの小舟に乗っているようなことと同じで、もう小舟はコントロールできなくなります。このコントロールできにくいと感じた時点で一般的には、損の拡大をさせないために取引をストップさせるべきなのですが、「なんとかここを乗り切れば、反転する」と資金を投下し続けることが多いので、見切りが必要なのです。


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